このofficeへはほぼ毎日といっていいほど
宅配の方がいらっしゃいます。
荷物が届いたり、荷物を出したり。
そしてスリッパでおなじみのEさん(24歳)は
KAMIOが初めての正社員で
それまでフリーターでした。
そんなEさんはここで初めて学ぶことが多いようです。
「 代引きでお届けものでーす。 」
宅配のお兄さんが元気よい挨拶&お知らせで
officeの扉を開けて入ってきました。
私Uがいくらか尋ねると5,000円とのこと。
あいにく1万円しかなく、
「お釣りあります?」
と確認したところ
「今手元にないので、また来ます。」
と言って宅配お兄さんは戻って行きました。
それが朝10時30頃。
そしてそのお兄さんがお昼前くらいに再度officeに来ました。
今度はEさんが対応し、「 代引きの5,000円お願いしまーす。 」
と私U(経理)に言いました。
お釣りの用意ができたのかと思い、Eさんに1万円を渡しました。
Eさんがお兄さんに1万円を渡すと、
お釣りではなく、次のセリフを残して行きました。
「 ちょっと戻ってから持ってきます。 」
Eさんが、 ↑ とのことです。
と私に報告したので、
「お釣りが無いなら渡さないで~!」
と言い、
Eさんは出ていったお兄さんを追いかけましたが
時すでに遅し。
こういった場合、
ドライバーさんは両替してお釣りを用意してから代金を受け取る。
とりあえず代金を回収し、お釣りを後で、というのは今まで無い。
これからはお釣りが用意できていたら渡してね、と
Eさんに話しました。
Eさんはスミマセン・・・。
としょんぼり気味。
「 もしお兄さんが、持っててこなかったらどうするの? 」
ちょっとEさんを脅かしてみました。
「いや、あの、でも、後で来るって言ってたし・・・。」
「わかんないよ~。
お釣りが必要なのは知っていたのに用意せず
また来たんだよ~。」
「そ、そんな~。
5,000円で人生を棒に振りますか~? 」
社長が追い討ちを掛けました。
「 Eさんは甘いわよ !
お釣りを後で、なんてありえないじゃないの。
もっと世の中を知りなさい。
もしお釣りを持ってこなかったらあなたが弁償してね。
今回はいい勉強よ。」
Eさんは顔面蒼白。
社長にはちょっと笑みが。
この時Eさんは社長の冗談を受け止めれなかったようです。
Eさんは心配になりその宅配業者に電話を入れ
お釣りをもらっていない旨を伝えました。
「電話したら、ドライバーに連絡すると言ってたので
大丈夫だと思います。」
ちょっと声に元気出たEさん。
「そのドライバーさんから何時頃にお釣りを持って来るとか
返事はくるの?」
「それは・・・」
ちょっと曇りました。
「その電話口に出た方のお名前聞いた?」
「あ、聞いていません・・・」
どんよりヘコむEさん。
そして時間が経ちました。
「また電話したら、そのお兄さんは上司から叱られるかなあ。」
心配で仕方がないのに心優しいEさんはお兄さんを気にかけつつ、
もう一度電話を掛けようかお悩み中です。
これを聞いた社長が言いました。
「 そんなの叱られたっていいじゃない。
人の心配しないで自分の心配しなさい!」
大人の正論です。
もちろん無事にお釣りは届きました。
Eさんは社会という大人の階段を上っている途中です。
まだシンデレラです。
頑張れEさん!
|